【エッセイ】自分の才能の無さに途方に暮れている方へ~乃之楽適当大明神のオコトバ~
あなたに、他人の才能を深く洞察し、正確に評価をする能力が備わっているとでも言うのですかー?
あなたの評価は、それほどまでに絶対的で信頼度の高いものなのですかー?
もしも自信を持ってイエスと言えるのならば、あなたは他人を正しく評価できる才能があるということー。すでに無能ではないことに自覚がある人だー。よって途方になど暮れてはいないはず。どこぞの人事課の部長なり人材派遣会社の社長なりになればよろしいー。
これは自分の才能の無さに嘆きがちな人に対するエールなのであるー。
あなたは目に映すことができる他人の評価ですら正しくできないのに、見えもしない自分自身に対して正しい評価を下せていると思っているなんて、勘違いも甚だしいとは思いませんかー。
よくよく自分を客観してみるがよろしいー。
あなたは他人の才能を正確無比に評価することなどできない人であるはずー。
もしも、根拠が至極論理的で実証的であり、ゆえに信頼度の高い説得力のある評価を下せていると言うのならば、そんな人に我は何も言うまいー。
しかしながらせいぜいが、その時の感覚、感情、気分でなんとなく他人の表面上の部分を掬い上げて『あの人は良いよなぁ~』程度の評価しかできていないはずー。
ゆえに、あなたがあなた自身に下した【才能が無い】という評価も、限りなく信頼度の低いものとしか言いようがないー。
それなのに、自らの評価に絶対的信頼を寄せるのはどういった了見かー!
目を覚ましなさいー。
あなたには必ずなんらかの才能があるー。
適当神たる我(追記参照)が断言してあげようー。
そんな我こそが、他人のことを正確無比に評価する能力がないー。ゆえに、この断言の信頼度はめっちゃ低いんだけどねーっ(笑)ワハハノハー
オチッ!!
ジャッ、ごきげんようー♪ ぐっど-ばいばい(‘◇’)ゞ
追記:from乃々
これは我が盟友・乃之楽適当大明神の人々へ向けたメッセージである。
ときおり、乃之楽適当大明神は下界に降りてきては「あの人、元気ないよね。あ、お腹空いた」などと言うことがある。
乃之楽適当大明神が『才能が無いと嘆いている人に向けたエール!』を放つことになった理由は、スーパーの三色団子が売り切れていた、というところにある。
わざわざ下界くんだりまで三色団子を食べに来たというのに思い通りに買えなかったことが許せなかったのであろう。別のお店に行くという簡単なことすら許せなかったのであろう。
精神界(※)の限りなく小さな神なのである。
しかし、そこは腐っても大明神である。
怒りの矛先を全くわけのわからない方向に急転換してみせる神通力に長けている。
頭の固いオヤジが時折放つ『ガンバレ、えーと、まぁとにかくガンバッとケッ!』的な、無根拠甚だしいエールみたいなことを一方的に言い散らし、それにてフラストレーションを発散してから天界っぽいとこに帰っていくのである。
※精神界とは……神や天使はその胸の奥に異次元の精神界をそれぞれに持っている。心臓のとこでブラックホールみたいなんがグルグルしてる、とでもイメージしてもらえれば良いだろう。
その精神界の大きさこそが神通力の強さとなり、大きければ大きいほど多くの必殺技を繰り出せるのである。乃之適当大明神は天界でも指折りの極笑精神界(小)を持っていることで有名。愛すべき、かつ、救いがたき神様なのである。たまにのの楽々びよりに割り込んでくることがある。
(nono-typewrite)