驚愕のトラウマ対処法~まさかそんな方法が!! どうせなら、ななめ上を行け~

Facebook にシェア
Pocket
このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る

このあいだ、当ブログの溺愛読者できあいどくしゃからあることを言われた。
そのやり取りが次の通りである(注:の修正を施してあります)

「英国紳士様、いつもユーモア溢るる素晴らしい文章を楽しみにしています。ただ、楽しみにしているだけで十分幸せな気持ちになれる、ということもあり、読むという次の段階には未だ一度も至っておりません」
「あなたは素晴らしい嗅覚をお持ちのようだ。もしも当ブログの記事を一度でも読んでいたら、今頃ココロは不幸のどん底」
「うふふ、乃楽さんってば謙虚なんですね」
「いやぁそれほどでもぉ。褒めすぎっ!」

このほのぼのとしたやり取りに、癒される思いのところ恐縮なのだけれど、上記のやり取りの無修正版も披露しておくことにする。

「ごめん、ブログ読んでない」
「うん、でも、そんな幸せそうな面構えで言わんでもええのんとちゃう?」

という、当ブログを間に挟んだやり取りはさておき、このこととは全くの無関係のところで、知人から次の質問を受けた。

『トラウマについてどう思う?』

まずこう問われて僕が思ったことは、『色んな人がトラウマについて悩んでいるかもしれない。したらばLet’s考察しかあるまいて』

そんなわけで、今回は【トラウマ】について考えてみました。

まずこのようなエッセイにありがちなのは『トラウマを辞書で調べてみた』というものであろう。そうすることで『トラウマ』が正しくはどういうモノなのかを最初の段階で定義しよう、というのがその目的となる。
そして『正しいトラウマ』を提示することで、「あなたが悩んでいるのはトラウマとは違うようだね」との根本的な間違いを指摘することで、手っ取り早く『トラウマ』を排除する。そうすることで「ありがとうございます。私、さっきまでトラウマで悩んでたのが嘘みたいだわん♪」なんてことで解決でもすれば、辞書はもはや魔導書となろう。しかして、辞書はやはり辞書である。そんなトリッキーかつお手軽な解決方法の提示などありえない。
よって『トラウマ』の正しい定義など、どうだって良いのだ。
肝心なのは、すでに『トラウマで苦しい』と感じてしまっている事実である。
その人なりの『トラウマ』の解釈により、すでに『トラウマ』に苛まれていると思い込んでしまっている時点で、いかなるものであろうとも真実『トラウマ』なのである。

そんな人それぞれの『トラウマ』に共通して言えることは、過去の何らかの経験に寄与し、負のベクトルを帯びた感情となって現在に発現している心の傷という点である。
この傷を癒す、あるいは傷になる前に予防するにはどうすれば良いのか。
ここでは一つ、僕が『トラウマ』と聞いて真っ先に思い浮かぶシチュエーションを具体例として、『トラウマ』を論的分解し、そこに解決のヒントを見出してみようと思う。できなかったらごめんなさい。

さて、トラウマという言葉を聞いて頭に浮かんだ映像がある。
脳内映像一杯に映り込んだそれは【仁王立ちのおやじ】であった。
髪の毛は白髪交じりのボサボサ。まるで清潔感を感じさせないコーディネートをしてきたかのようである。ヨレヨレのティシャツ、しわくちゃのハーフパンツ、サイズが足より小さいサンダル。
そのくせなぜか表情は自信に満ち溢れ、黄ばんだ歯をニッカリと見せている。ドヤ顔と言って良い。無根拠に幸せそうである。
中年、あるいは初老といったところか。
というふうに少々表現が湾曲わんきょくしてしまったけれど、端的に表現するとすれば、娘がいるならば「お父さん、くさい」な風合いがある感じの人、を想像してもらえれば、そのおやじのことだ。

このおやじにトラウマがあるわけではない。
周りにトラウマをもたらしているのだ。
どのようなトラウマか。
この時点で、もうお分かりの読者もいることだろう。
その通り、傲岸不遜ごうがんふそんにも発するおやじギャグである。
おやじは、謙虚さの欠片もなく、美少女達の会話にノンウェイティングで割り込み、美少女達が言葉を失っている隙間に、「ダレモデンワニデンワ」と糸電話の片方を押し付けてくるのだ。「ガハハハハ」と大仰に唾を飛ばし、自分のギャグに呵々大笑かかたいしょう

この時の美少女達の様子を僕がわざわざ表現する必要はないだろう。
誰であろうとも、想像に容易いはずだからだ。
そう、ドン引き、である。

「おぉ、ねえちゃん、その手に持ってるの、はんぺんか? はんぺんやろ? ガハハハ」
スマホである。
血の気が引く。
なんまんだぶなんまんだぶ。
こうして美少女達の脳に『トラウマの種子』が芽生えるのであった。

それでは、この『トラウマの種子』がその後どのようなシチュエーションで育つのかを考えてみよう。

1.お父さんが口を開いたとき
 昨日まで何とも思わなかったお父さんの口。それがブラックノイズを巻き散らす壊れかけのレイディオのように思えてしまう。結果、お父さんは娘に粗大ごみとして放逐ほうちくされることになる。すると、お父さんは愛しの娘に対して過剰に気を使おうとしてしまうようになる。よそよそしくなるから「おとうさん、キモイ」の風合いが出てしまう。これもトラウマがゆえであり、娘のトラウマが別の形となってお父さんへと拡張した、という負の連鎖である。お父さんは悪くない。ほんと迷惑な話である。既婚率の低下を解決するには、こういう『お父さんになったら悲劇』という独身男性の先入観を取り除く必要があるかもしれない。

2.楽しいバーベキューで、紙コップを渡されたとき
 美少女は紙コップに糸電話の片方を連想してしまうことになる。キンキンに冷えたジュースの入った紙コップを渡された手はがくがくと震え出し、しだいに自我が曖昧になる。脳内で暴れはじめる糸電話糸電話糸電話。おやじとの糸電話。そうして『この紙コップを耳に当てなければならない』というマインドコントロールが発動する。気づけば、その美少女は冷えたジュースを耳の穴に流し込むようにして、紙コップを耳に当てることになる。天使のやわ髪を伝い落ち続けるジュース。そんな折、周囲はと言えば、ハッピーハイテンションのバーベキューイベントなのである、そういった非日常的行動なんぞウェルカムなのだ。本来は男子を交えたグループ内において、美少女は必ず誰かの非日常的行動を見て上品に笑う側に立つことになっている。そういう先入観があるからこそ、美少女の耳ドリンクのインパクトはよりいっそう大きいものとなるのだ。もぅもぅ場は大盛り上がりのカーニバルである。さらに追い打ちをかけるかのように、その美少女はおやじとの会話を始めてしまうのだ。「ダレモデンワニデンワ♡」とか言うのだ。美少女がそういうことすると、大爆笑なのである。そして惚♪

3.その他。

 このように、おやじギャグがもたらす『トラウマ』はかくも根が深く、症状も過激なので困ったものである。

 では、ここでひとつ視点を変えてみよう。
 もしもおやじギャグを言ったおやじの資産が2000億円だったらどうだろう。
 実は不思議なことに、この場合は「ダレモデンワニデンワ」はおやじギャグにはならないのだ。
 どうなるのかと言えば、
「出る出る、私が出るぅ~」と、美少女達がこぞって糸電話の取り合いを始めるのだ。
 これは美少女達に限ったことではない。
 たとえば、老後が心配な係長は、「名言ですな。さすがです」との賛辞を送り、死後が心配な部長は、「本を出しましょう、社長。多く人が感銘を受け救われます」と麗句を並べ立てる。
 このように同じシチュエーションであっても、2000億円の資産により、トラウマはトラウマとはなり得ないのだ。

 この秘技・視点無理矢理変換天才的イマジネーションの比較から導き出される答えは何か。
 そう、何も自分の心と向き合い、心を鍛えて乗り越えるだけが対策ではないということ。そもそも心の鍛え方など雲を手に取るようなもので、実際どうすれば良いのかなんて分からない。
 ならば、誰でも知っている方法で解決できる類のトラウマであるのならば、そちらの対策を採用すべきだ。
 その方法はほんとうに誰でも知っているし、日常的に行っていることなのだ。
 簡単である。
 そう、お金を手に入れること。

『本項のまとめ』
 2000億円でなんとかなるトラウマもあるので、頑張ってみてはいかが(‘ω’)ノ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。