集中力の神様~その集中力の秘密を教えてください、の声に応えて~

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私・乃楽のらにはさまざまな絶賛を頂戴してあまりある特徴がある。
そのひとつが集中力である。
以下のような称賛、絶賛、そして特に自賛を頂戴している。

「あなたは集中力の天才だ! すばらしい」
「乃楽さんみたいな集中力を獲得するにはどうしたら良いのですか?」
「どうしてそんなにまで集中力が無いんですか? すごいです!!」
「そこまで集中力が無い人が周りにいません。まさに珍獣です」
「秘訣を教えてほしいです」
「俺の集中力を少し分けてあげたい」
などなど。

 

どうやら世の多くの人は『集中力がありすぎて困っている』らしい。

 

僕は、特に意識することもなく、普通に生きているだけである。
それだけで集中力絶無しゅうちゅうりょくぜつむの技能を習得するに至っている。
こうなるとこれは先天的なモノ、つまり『天賦てんぶの才』ということになるのだろう。

なるほど『天は人に二物を与えない』なんて言われているが、天は僕にいったいいくつの『天賦の才』を与えれば気が済むのだろうか。
もう手遅れではあるけれど、できればやめてほしい。

さて、本音がぽろりとしてしまったけれど、気を取り直して行こう。ぷっ。

 

そう、僕は『集中しない、できない』という才能に恵まれている。

多くの人達が、そんな僕に憧れを抱く気持ちは分からなくもないけれど、思うほど良いことばかりではない。
【天才には天才の苦悩がある】ということだ。

具体的に、どんな苦悩があるのか。
それを言ったところで、集中力のある読者諸氏には共感することが不可能かもしれない。
けれど、いちおう情報として言っておくことにする。
否、聞いてください。

 

まず、寝付けない
こう言うと多くの人達は、
使える時間が多くなるのだから羨ましい、と言う。
確かに一理ある。
活動時間が多いのだから、当然できることの選択肢が増える。
しかしながら、睡眠不足中の行動は、へろへろである。
どれくらいへろへろかと言うと、たとえば熱々のおでんの大根をお口に直行させてビックリ仰天してしまうレベルだ。
これは非常にマズイ。
そもそもこんな簡単な判断能力すらなくなるほどへろへろなのだから、横になればすぐに眠れそう、とは思うのだ。
だから横になって目を瞑るのだけれど、そうすると突然キラリと『天賦の才』が目覚める。
眠りに集中できないのだ。
だから、起きる。
そして何らかの行動してまたどうしようもなく眠くなるのを待つ(この何らかの行動もすぐに飽きる)。すると、またすぐにへろへろになるのだ。だからまた横になる。キラリンと天賦の才。起きる。動く。へろへろ。横。キラリン☆ オ、ウ、ヘ、ヨ、キ☆ この繰り返しである。
まさに集中力絶無の天才は、こうして苦悩しているのである。(※何度も何度も『オ、ウ、ヘ、ヨ、キ☆』を繰り返している、ということは『オ、ウ、ヘ、ヨ、キ☆』という行動全体に集中力を発揮しているのではないか? という哲学的意見は受け付けておりません)

 

他には、怒られている時に他のことが気になってしまうのだ
怒っているのがオジサンの場合、薄毛が気になり、ついつい切ない気持ちになってしまう。
それはそのまま表情に出てしまうのだけれど、幸い、オジサンは反省している顔だと勘違いしてくれる。セーフ♪
しかし、すぐに薄毛が気になることに対して集中力が続かなくなるから、今度は前歯が欠けていることが気になってしまう。しかし前歯が欠けていることにも集中力が続かないから、さらに今度はシャツに口紅のようなものが付着していることが気になってしまう。そんなだからついうっかり、オジサンが激怒している間を割ってそれ、誰の口紅ですか?」なんて問うてしまう始末なのだ。
そうするとなぜかオジサンは、さきほどまでの激怒が嘘のようにたじろぎ、
「ばっ、バッカ。これは紅ショウガの汁だ!!」
と、突然挙動不審になる。黒目が泳いでいる。
じっと見つめると、目を逸らそうとする。さっきまでは吊り上がった鬼目で睨んできていたのに。
そんな黒目を見つめることに対してもすぐに集中力が続かなくなるから、僕はすぐに次の行動へと移ってしまう。
問うのだ。
「そのまま帰ったら、奥さん、ヤバいんじゃないですか?」
「ばっ、だっから紅ショウガ……」
僕は不敵に笑う。
あまりにも集中力がなさすぎて、数分前の記憶が飛んでしまう。
「で、何の話をしてましたっけ?」
もちろん、何に対して怒られていたのか、ということを思い出す集中力がそもそも無かった。
「頼むから、あいつには内緒な!」
オジサンもオジサンで、何に怒っていたのか忘れてしまったようだ。
僕ほどではないけれど、なかなかに見どころのある集中力の無さであった。

 

また、怒っているのが犬の場合は少しだけ話が違ってくる
歯をむき出しにして吠えてくる犬と目を合わせる僕。
『いったい何をそんなに怒っているのだろうか?』と考えようとするのだ。
しかし、その答えが出る前に、天才的な集中絶無力が発揮され、ぴゅ~っと犬はどこかへ行ってしまう。
僕はまだ犬の気持ちを考えようとしていた。僕のなけなしの集中力が継続中であるというのに、それより先に犬の集中力が途切れてしまったのだ。
まさか僕の上を行くとは、どうやら犬も『天賦の才』を与えられているらしい。上には上がいるものだ。びっくり!!

 

そして、最後に、集中力絶無の才で最も困ることがある
この困り事は、上記で述べたこととは比べものにならないくらい厄介である。

それは、

★この世の中、集中力を必要とすることが多すぎるということだ(笑)★

 

【本項のまとめ】
ここまで読み切れたあなた様、すばらしい集中力をお持ちのようで羨ましい限りデスっ♪

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