【ダイアリ】3月14日 ホワイトデーのお返しとホームパーティー

2020年3月20日

誰かに弱みを握られているのだろうか、世の中には2月14日にバレンタインデー的粗品を与えてくれる奇特な方がおられる。本日はホワイトデー。
僕自身の心身からは有難みのある何物も発せられないため、著名な作家さんの力を借りることにした。本屋さんで売っているエッセイ本を買って送っておいたのだ。こうするともしも僕のお返しの品が不満となった場合、転じてその著名な作家さんのエッセイが不満ということにできるので、僕が傷つく危険性をゼロにすることができる。なかなかに利便性に優れたお返しの品と言えよう。ついでに、お返しの粗品がなぜそのようなものになったのか、の言い訳のメールも送っておいた。抜かりなし、というより抜けめなし。とかなんとか言いつつ、おススメ本をおススメすることはオススメするけれど、おススメ本を言い訳に使おうという僕のような魂胆はおススメしません。良い子は真似しないように!!

知人宅にてホームパーティーが開催された。
遠くの地で生き抜ているまた別の知人が地元に帰ってくるということで、開催が決定。ついでに、参加者の誕生日もお祝いしようとのこと。
そんなパーティに、僕は都合よく使える料理人として招集されることになったわけである。
利用目的が明確である以上、僕としてもやりやすい。
料理に力を込めれば一定の評価を得られるわけだ。
だから張り切った。
張り切りすぎて、あれこれやろうとしすぎた。
そんなあれこれが絡み合い、どの料理も中途半端な状態で予定時刻に完成しない事態に。
焦った。
料理を作らせるために呼んであげたのに、料理も作れなくてなんとする、帰れっ!!
今に、そんな最後通告を受けるのだろうと恐慌に陥った。
それでも出来る限り頑張った。味見という名のつまみ食いをしながら。
しかし、元来諦めのはやい性格である。僕は早々に諦め、悔しさの限り下唇を噛んだ。痛くない程度に。
もはや気分は、さようなら。諦めるって清々しい(その時だけ!!)。
けれど、僕が帰らされることはなかった。
ホームパーティーは滞りなく進行されることになった。
なぜならば、みんなで手伝ってくれたからだ。
無事、料理は楽しく完成したのである。
僕は今回、大いに学んだ。
ホームパーティーとはそういうものなのだと。
料理人として呼ばれた場合は料理長と思えっ、と!
これからは、どんな料理をするかを考えたあとは、謙虚な態度と上から目線で指示だけ出していれば料理が完成する。
鼻高々ではないか。
気をよくした僕は、サプライズバースデーソングを大声で唄った、心の中で。実際は皆より小声で唄った。恥ずかしがりやさんなのだ、元来。

ホームパーティーには『奈良キッズコレクション』の主催者がいた(去年、僕もスタッフとして参加した。その時の記事はコチラ)。今年は世界的に有名なマリオットホテル(4月にオープン予定)のイベントホールにて、盛大に開催を予定していたのだけれど、コロナウイルスのことを考慮して延期になったそうだ。主催者として苦労は計り知れないことだと思うのだけれど、当人はエネルギッシュでそれすらも前向きに捉えている印象だった。そういう人だからこそ、普通の人にはできないような大きな事を成し遂げられるのだと納得する。
そんな人なので、とりあえず、ローストビーフを献上し、これみよがしに恩を売っておいた。
万事抜かりなしっ!!

(2020.3.15-typewrite)