味覚による偏見を逆手に取る英国風日本紳士~白トリュフを味わう小学生に似合うランドセルとは~

2019年2月3日




ぜか、居酒屋で『オレンジジュース』を連呼するとクスリと笑われます。店員にではありません。同行の知人たちにです。
あ、でも注意深く見てみると、店員も笑っていました。ただし、同行の知人たちが笑っているから、それにつられて笑っている態を装ってくれているようです。お心遣いありがとう♪

む、どうやら『オレンジジュース』というのは世間ではファニーワードになっているらしい。
お笑い芸人さんは、ネタに『オレンジジュース』というワードを入れ、僕たちの居酒屋会合にて披露してくれると、簡単に笑いを取れると思います。おススメです。ただしノーギャラで。

て、オレンジジュース連呼が笑われてしまうことを経験的に学習した僕は、今度は『りんごジュース』を連呼することにしました。
しかし、その効果はかんばしくありませんでした。
「や、やめてっ、そのガキンチョを遠くから眺めるような生暖かい微笑み!!」

いうわけで、人は口に入れる物に対して大人子供や性別などの『らしさ』を区別する先入観を抱いているようです。
それは『ししゃも』を頼んでも笑われなかったことからも明らか。
それは『いちごパフェ』を頼んだら「女子かっ!」と突っ込まれたことからも明らか。

は、ここで小学生に登場してもらうことにしましょう。
実物ではなく、あくまでも仮想。
思い浮かべてください、各々の脳内にある小学生の姿を!!

うっ、そんなジャニーズ系濃厚なあなた好み満載の理想の小学生などではなく、某ちびまる〇ちゃんに出てくる、たまねぎ顔の彼のような姿を!!

まねぎ少年はよれよれTシャツに短パンといういで立ちです。
そんなたまねぎ少年が、超高級フレンチレストランにひとりで立ち寄り、【シャトーブリアンのロティ~白トリュフと濃厚ボルドレーズ~】という名の、三ツ星シェフ珠玉のひと皿に「とれびあ~ん」とか言いながら舌鼓したつづみを打っている。

っぽうで、各々の脳内にある大人の男性の姿を思い浮かべてください。

うっ、それは竹ノ〇豊っ!! やん、何してもカッコイイ、ぢゃないヨ!!
そうではなく、もっとこう、え〇り君的な紳士をですね。そうそうその調子イマジネーション!!

んな彼が、98歳のおばぁちゃんが趣味的に営み続けている駄菓子屋で、1本20円のチューペェトォオレンジ味(凍らせていない)をちゅぱちゅぱしている。

て、この場合、どちらが『大人らしく』に見えるのだろうか。

えはあまりにも明快すぎて、述べるまでもないでしょう。

うなのです。
このように、僕たちは口に入れる物で、『大人』『子供』『男性』『女性』という強力なイメージを抱いてしまうようになっているのです。
これはいわゆる『偏見』と呼ばれるものであり、『偏見』を持つことはどちらかと言えば、良くないことだと言われています。

とえば、桃のパフェを筋肉ムキムキの毛むくじゃら怪人が食べていたとして、その姿を見て「やん可愛い♪」などと思ってしまう女性がいるとすれば、それは偏見というヤツです。全然、可愛くなんかありません。冷静になってください。危険です。

るいは、牛丼特盛をとてつもない美人女性が食べていたとして、その姿を見て「あざといっ!」と思ってしまう女性がいるとすれば、それも偏見というヤツです。全然、あざとくなんかありません。とても綺麗です。きっとお肉は最上級松坂牛で、タレはボルドー産の赤ワインとフォンドヴォーがベースの牛丼なのです。たとえそれが480円であろうとも!!

のように、お酒に『大人』という強い偏見があるからこそ、オレンジジュースを連呼することが『子供』という逆説的偏見になりがちです。
驚異的アルコール虚弱体質というハンデを持っている僕のイメージが、どれほど英国紳士的振る舞いをしても『子供』に寄ってしまうのが、お酒を飲んでもOKな大人になってからの小さな小さなどうでも良い悩みであります。

小学生のくだり、この章の話となんの繋がりもないですって?
偏見だっヨクナイヨそゆの!!
だって他のエピソードも、全然繋がってないんだもの(‘ω’)ノ
(2019.01.01-typewrite)