のらの本棚-1-(1~5)




乃楽が読んだ書物の感想なんぞを簡単にまとめて掲載。
読んで良かったものはもちろんのこと、特に良いとは思わなかったものも時折掲載しています。
ジャンル、カテゴリ、良し悪しの区別なく、玉石混交思うがままの記事になっていると思います。
また、点数づけのようなこともしませんし、批判をするつもりもありません。そのため、文章からその本が僕にとってどの程度良かったのか、あるいは悪かったのかは皆さんには分からないと思います。
というのも感じ方などは人それぞれであり、僕がその書物に対してどう感じるかは、本来、皆さんには何の影響も及ぼさない全くの無関係の愚物だから。
では、なぜそんなものを記事にするのか。
それはきっと、本が好きだからなのだと思います。
※表紙絵の部分はアマゾンや楽天市場の商品ページにつながっております。もしもご購入の際は、それが紙書籍であるのか電子書籍であるのかを良くご確認の上のこと。全て自己責任でお願いします。免責事項にも記してありますが、当ブログは一切責任を負いかねます。足からず。

 

5『狼と香辛料』


【楽天ブックス】
著:支倉凍砂
長編ファンタジー小説をひとつ挙げろ、と言われれば僕はこの作品を挙げます。中世ヨーロッパをモチーフにしたようなファンタジー世界が舞台。
どこかの大学の経済学の授業でも紹介されたとかなんとか。
『剣も魔法もないファンタジー』として出版当初は非常に珍しいものでした。物語の構成や、文体、キャラクター性、一貫したテーマ性、興味深い題材など、僕にとっては一級品。
この作品と出会った時期も僕にとっては大きな意味があったように思います。
結果的に僕も小説書いてみようかな、なんて思うキッカケになった作品でもあります。
角川の電撃文庫から出版されており、本編18巻にて完結。その他スピンオフや、続編としてロレンスとホロの子供の冒険譚が新シリーズとしてスタートしています。表紙絵や挿絵を担当されている文倉十さんのイラストもものすごく好きで、狼と香辛料シリーズでは10巻の表紙絵が特に好きでした。

 

4『水の時計』


【楽天ブックス】
著:初野晴
集英社の編集者から勧められた小説作品。
当時、初野晴さんは今ほどの知名度はなかったでしょうか、「もっと売れるべき作家だ!」ということですごく推された記憶があります。
なるほど、これが編集者がべた褒めしたくなる小説なのか、と思いながら読みました。
暗めの雰囲気のミステリーで、舞台は現実設定なんだけれど、そこに上手くファンタジーを溶け込んでいます。

 

3『幻夜』


【楽天ブックス】
著:東野圭吾
これを読もうと思ったキッカケは、それまで読んだことがある本が300~400ページくらいが限界で、もっともっと長い、つまりはすごく分厚い本に挑戦してみよう、ということで分厚い本を探す、というところから入っています。
今となっては京極夏彦さんのレンガ本なんて言われるような分厚い本も読み終えていますから、1冊が長いことに対する抵抗や特別感のようなものはあんまりありませんが、当時は、やはり文庫本を手にした重みがイコール内容の重みのように思えたものです。
内容は、手にした重みが軽々しく思えるくらい、濃厚でありました。
なんという作品を描き出すんだっ、と驚愕しました。背筋が凍り付くようなサスペンスの連続で、ゾッとしつつも次どうなっていくのかが知りたくて知りたくて読むのが止まらない。気づけば十数時間かけて一気に読み切ってしまっていました。
読後は、茫然自失というのでしょうか。あとは、肉体疲労(笑)

 

2『ダンタリアンの書架』


【楽天ブックス】
著:三雲岳斗
世界観、題材、テーマ性、キャラクターなど全てにおいて僕好みの小説作品です。
アニメ化もされています。主人公・ディスワード・小野大輔さんのめちゃくちゃカッコヨイ王子声と、ヒロイン・ダリアン・沢城みゆきさんのキュートボイスがバッチリでたまりません。
中世ヨーロッパを舞台にしたような世界観。魔本を題材にしたダークファンタジー。
短編連作形式で、ひとつひとつのお話が長くないので手軽に読めます。
が、内容はしっかりとしており、読後感に深いものがある、というのは僕好みだからなのかな。
角川のスニーカー文庫から8巻まで出ています。完結という感じはしていませんが、一応の一区切りということで、続編は出ない可能性が高い。残念。

 

1『ミミズクと夜の王』


【楽天ブックス】
著者:紅玉いづき
人喰い三部作のひとつ。大人童話とでも言うのでしょうか、ファンタジー世界での少女の哀しい現実が描かれています。
もうほんと、涙が止まらない!!
メジャーな作品とは言えませんね。だからこそ、もっともっと周知されても良い名作だと僕は感じています。名作です(あくまでも僕的に)。
(2018年11月25日typewrite)